捻挫予防
足関節捻挫に関しては私自身思いがあります.
私自身学生の頃の部活で足の捻挫を繰り返していました.自分が捻挫することでチームに迷惑をかけてしまい,悔しい思いを多くしてきました. 中学校の最後の大会のことです.いつも決勝戦で勝てないチームに今回こそはと望みましたが,準々決勝で私が捻挫してしまいチームに迷惑をかけてしまいました.決勝までなんとか勝ち残ってくれましたが,ベストメンバーでは戦えず,私自身も悔しかったですが,それ以上にチームのみんなのことを思うと,情けない限りでした.
捻挫自体は甘く考えられがちですが,短期的な問題と長期的な問題があります.
短期的な問題
ポピュラーな疾患であり,スポーツ活動では発生しやすい怪我の一つです.ひどい捻挫をしてしまうと,試合や練習にも参加できません.また,たかが捻挫とすぐに復帰を強要されることがある事実です.捻挫にも程度がありますので,それに応じた対応が必要です.
長期的な問題
捻挫は癖になる.という言葉は全くその通りで,一度緩んでしまった靭帯は戻ることはありません.もちろん靭帯が切れてしまった場合は,修復されることはありません.この状態を長い期間そのままにしておくと・・・
- 砂利道が歩きにくい
-
階段降りるのが辛い
と日常生活で不便さを自覚するになります.さらに軟骨損傷,関節の変形までつながると,いよいよ歩行時に常に痛みを感じるようになり,日常生活に支障をきたします.
予防の重要性
捻挫は予防が重要です.内側に入りやすい人の特徴として
- 足首の外側の筋力が弱い
- 股関節周りの筋力が弱い
- 平衡感覚,バランス感覚の低下
などが挙げられます.
当院ではこれらを改善するためにおひねり先生Projectを立ち上げています.
捻挫予防に特化したプログラムを行うことで,再発予防.さらにはスポーツパフォーマンスの向上も期待できます.
新しい試みですが,きっとみなさんのお役に立つことでしょう.