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腰痛

 

https://youtu.be/EDrUX0DSLTE
腰痛目次
  1. 腰痛の原因
    1.1. 構造での問題
    1.2. 病気によるもの
    1.3. けがによるもの
    1.4. 加齢など変性によるもの
  2. 腰痛の種類
    2.1. 急性腰痛
    2.2. 慢性腰痛
    2.3. 放散する背中の痛み
  3. 腰痛の診断
    3.1. 身体検査
    3.2. 画像検査
    3.3. 血液検査
  4. 腰痛の治療
    4.1. 薬
    4.2. 理学療法
    4.3. ストレッチ
    4.4. 注射
    4.5. 手術
  5. 腰痛の予防
    5.1. 良い姿勢の維持
    5.2. 運動とストレッチ
    5.3. 適切なリフティング テクニック
    5.4. 健康的な体重の維持
  6. 最後に どんなときに受診が必要か

腰痛は、非常に一般的な整形外科疾患であり、多くの人が苦しめられるものです。背部の多くは下部、上部、または中部に感じる不快感や痛み、またはこわばりを指します。ズーンと重く鈍い痛みから刺すような鋭く感じるだけで疲れちゃうような痛みまでさまざまです. 姿勢の悪さや運動不足や怪我、はたまた病気によるものなど、さまざまな原因によって引き起こされる可能性があります。

腰痛の原因や種類を探り、診断することは、適切な治療を受け、症状を完全になくすまたは、なんとか付き合えるくらいまで改善するのに役立ちます。

1.腰痛の原因

簡単に4つの原因があげられます。 

2.1 構造での問題

このタイプの腰痛は、腰の骨、筋肉、靭帯、または骨と骨の間のクッションである椎間板の問題によって引き起こされます。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などの疾患もこれに含まれると考えても良いでしょう。

2.2 病気によるもの

関節炎、線維筋痛症、骨粗鬆症などの特定の病気も腰痛を引き起こす可能性があります。適切な診断を行い、適切な薬剤を使用することができれば効果的に症状を改善することができます。中には入院や処置が必要な疾患も隠れているので油断はできません。

2.3 けが

外傷、転倒、またはスポーツでも、腰痛を引き起こす可能性があります。外傷には、捻挫、骨折が含まれています。

2.4 加齢など変性によるもの

 年齢を重ねるにつれて、身体は自然に衰え始め、これが腰痛を引き起こすこともあります。 脊椎の変形性関節症や腰部脊柱管狭窄症などの変性状態は、慢性的な腰痛を引き起こすことがあります。腰部脊柱管狭窄症は高齢の方に非常に多く、悩んでいる方が非常に多い印象です。

腰痛は一つの原因ではなく、複数の原因が重なって生じることを理解することが重要です。急性腰痛に代表されるようなぎっくり腰も含め、「これが原因だ!」と問題を特定することは簡単ではありません。腰痛に悩んでいる方は、正確な診断と効果的な治療計画のために、当院にご相談いただければと思います。

2. 腰痛の種類

腰痛にはいくつかの種類があり、それぞれに独自の特徴があります。 腰の痛みのタイプには次の3つがあげられます。

3.1 急性の腰痛

急性の腰の痛みは突然起こり、通常は特定の怪我(転倒、転落など)が原因です。それは通常、重度の場合にキーンと来るような鋭く刺すような痛みを特徴とし、通常は数日から1週間以内に改善してきます。急性腰痛はこれに含まれます。しかし、中には腹部大動脈瘤破裂や大動脈解離といった一刻を争うような疾患もあるために基礎疾患(糖尿病、脂質異常症、肝障害)がある方には注意が必要です。

3.2 慢性的な腰痛

慢性的な背中の痛みは3か月以上続き、多くの場合、より持続的な損傷によるものです。なかなか耐え難く、中にはうつ状態になることもあります。ズーンとした鈍くて持続的な痛みを特徴とします。ヨガやストレッチなどが効果的で、体幹トレーニングなどを指導します。当院のリハビリテーションで一緒に改善させましょう。

3.3 放散性背部痛

放散性背部痛は、腰から太ももやすねなど体の他の部分に広がるタイプの痛みです。椎間板ヘルニアなど、背中の神経の障害が原因であることが多いです。これらの診断にはMRIが欠かせません。

3.腰痛の診断

腰の痛みの診察では、身体診察を行い、場合によってはいくつかの検査を行って、痛みの根本的な原因を特定します。腰痛の診断に使用される一般的な診断ツールには、次のものがあります。

3.1 身体診察

身体診察は、痛みの原因を特定するために背中を評価します。医師は、けが、衰弱、または筋肉のけいれんの兆候がないか背中から足にかけて診察します。股関節の疾患も隠れていることがあるので、股関節も診察を行います。

3.2 画像検査

X線、MRIなどの画像検査では、背中の骨や組織、神経の画像を調べます。これらの検査により、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、椎体骨折などの問題を特定することが可能です。

3.3 血液検査

血液検査は、感染症や炎症など、腰の痛みの原因となる根本的な病状があるかを判断するのに有用です。感染症があった場合には固定や抗生剤による治療が必要であり、安静も不可欠なために入院が必要なことが多いです。

4.腰の痛みの治療

腰の痛みの治療法は、根本的な原因と痛みの重症度によって異なります。一般的な治療には、次のものがあります。

4.1 薬

イブプロフェン、アセトアミノフェン、ロキソプロフェンなどの市販の鎮痛剤を使用して、軽度から中等度の痛みを和らげることができます。 痛みがより深刻な場合、医師は弱いオピオイドという薬や筋弛緩薬などのより強力な鎮痛薬を処方することもあります。

4.2 理学療法

理学療法は、背中や腹筋などのコアマッスル(体幹筋力)の筋肉を強化し、姿勢を改善し、痛みを軽減するのに役立ちます。 理学療法士は、今後の腰痛を防ぐために役立つエクササイズも教えてくれます。

4.3 注射

ステロイド含有の注射は、腰痛やしびれを軽減するために有効です。他にも棘突起靭帯ブロック、椎間関節ブロック、神経根ブロック、仙骨ブロックなど症状に応じて注射を使い分け、患者皆様の痛みを一緒に改善していきたいと思っています。

4.4 手術

腰痛を治療するために手術が必要になることがあります。これには、脊椎固定術、椎弓切除術、または椎間板切除術などの処置が含まれる場合があります。当院では手術対応は困難なために、定型病院である福井県立病院、福井総合病院に紹介をさせていただきます。

5.腰痛の予防

ライフスタイルを変えるといった簡単なことでも、腰痛を防ぐことができます。

5.1 正しい姿勢を維持する

正しい姿勢は、背中を適切な位置に保ち、痛みや怪我のリスクを軽減するのに役立ちます。ふとすると自然と腹筋と背筋のバランスでは腹筋の方が強いので、どうしても体は丸くなってしまうのです。そのために日頃から背筋を伸ばすことを意識した方が良いです。

5.2 運動とストレッチ

定期的な運動とストレッチやヨガは、背部の筋肉を強化し、姿勢を改善し、痛みのリスクを軽減するのに役立ちます。自分から意識して運動をすることは健康寿命を伸ばすことができるために非常に有用です。

5.3 適切な姿勢によるものの持ち上げ方

適切な持ち上げ方はおろそかにしがちですが重要です。床のものを持ち上げるときは必ず、膝を曲げて持ち上げる必要があります。これだけでも腰の急性な痛み(ぎっくり腰)が起きるリスクを軽減できます。

5.4 健康的な体重を維持する

健康的な体重を維持することで、腰への負担を軽減できます。体重が重いと普段から腰への負担がかかるために適切な体重のコントロールは重要です。

6.いつ病院やクリニック受診をすべきか

背中の痛みがひどい場合、数日以上続く場合、または脚のしびれ、脱力感、うずきなどの他の症状を伴う場合は、医療機関を受診してください。腰の痛みについて質問や懸念がある場合は、当院に相談いただいて最適な治療を選択していきましょう。

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