【筋肉激弱!サルコペニア 爆増中!】高齢者 の筋力 維持に必要なタンパク質 量とは?転倒予防 も!

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高齢者必見!「脚の老化」サルコペニアを防ぐ方法とは?

年齢とともに、「歩くのが遅くなった」「階段の昇り降りがつらい」「つまずきやすくなった」と感じることはありませんか? これらは「脚の老化」とも呼ばれる現象で、サルコペニアと深く関係しています。サルコペニアとは、加齢や運動不足、栄養不足などが原因で筋肉量が減少し、筋力が低下する状態のことです。進行すると、転倒や骨折のリスクが高まり、要介護状態につながる可能性があります。

本記事では、サルコペニアの原因や症状を詳しく解説し、効果的な予防・改善策を紹介します。今日からできる簡単な運動や食事の工夫を取り入れ、健康な未来を目指しましょう!

サルコペニアとは?その影響とは?


サルコペニアは、筋肉量の減少と筋力低下が進むことで、日常生活に影響を及ぼす状態を指します。次のような症状が見られたら要注意です。

筋力の低下 → 立ち上がるのがつらい、階段の昇り降りが難しくなる
筋肉量の減少 → 体の動きが鈍くなる、手足が細くなる
バランスの悪化 → 転倒しやすくなる、歩行スピードが遅くなる

サルコペニアの影響

  • 転倒・骨折のリスクが増加
  • 要介護状態になる可能性が2~3倍に上昇
  • 生活の質(QOL)の低下

こんなサインに気をつけましょう!

  • 信号が青の間に渡りきれない
  • ペットボトルのキャップが開けにくい
  • 以前よりもすぐに疲れる

サルコペニアの原因とは?

1. 運動不足

筋肉は使わなければ衰えていきます。特に、座っている時間が長いと下半身の筋力低下が顕著になります。
週に2回以上の筋トレが推奨

2. 栄養不足

高齢者は食欲が低下しやすく、タンパク質が不足しがちです。
1日あたり体重1kgにつき1.2gのタンパク質摂取が推奨

3. 病気や炎症

糖尿病や慢性炎症は、筋肉を減少させる要因の一つです。
糖尿病患者の約30%がサルコペニアを併発

4. メンタルの低下

気分が落ち込むと、運動の意欲が低下し、筋肉量も減少しがちです。

サルコペニアのセルフチェック!あなたは大丈夫?

指輪っかテスト

ふくらはぎを親指と人差し指で囲み、隙間ができる場合は要注意。

片足立ちテスト

4メートルの歩行速度が0.8m/秒以下なら要注意。

歩行速度テスト

握力が男性で26kg未満、女性で18kg未満の場合はリスクあり。

握力テスト

握力が男性で26kg未満、女性で18kg未満の場合はリスクあり。

⚠︎エスカレーターに乗れない?
エスカレーターが動いていても、一定のスピードで足を乗せられなければ、乗り遅れることがあります。

⚠︎亀さんより遅い?
0.8m/秒は、亀がのんびり歩く速さ(0.3〜0.5m/秒)とほぼ同じ。これでは日常生活で人についていけなくなる可能性があります。

サルコペニアの予防・改善策

1. タンパク質をしっかり摂る!

タンパク質をしっかり摂る!
筋肉の維持にはタンパク質が必須です。
【タンパク質が多い食材】

  • 鶏むね肉100g(20g)
  • 豆腐1/2丁(10g)
  • 魚100g(20g)
  • 卵1個(6g)
  • ヨーグルト1個(5g)

2. 適度な運動を習慣に!

スクワット(膝を直角に曲げる程度でOK)×10回×3セット
かかと上げ(つま先立ちでふくらはぎを鍛える)×15回×3セット
椅子立ち座り運動(椅子から立ち座りを繰り返す)×10回×3セット
ウォーキング(週5回・30分以上)

3.転倒を防ぐ生活の工夫

・滑り止めマットを敷く
・夜間のトイレ移動時はライトをつける
・玄関や階段に手すりを設置する

5. 家族ができるサポート

・一緒にウォーキングやストレッチをする
・たんぱく質を意識した食事を用意する
・転倒しやすい環境を改善する

6. よくある質問(Q&A)

Q1. 膝が痛くて運動ができません。どうすればいいですか?
A. 水中ウォーキングや椅子スクワットがおすすめ!
水の浮力を利用することで関節への負担を軽減できます。

Q2. どれくらい運動を続ければ効果が出ますか?
A. 4〜8週間の継続で筋力や体力の向上が期待できます!

Q3. 食事でどれくらいタンパク質を摂ればいいですか?
A. 1日あたり体重1kgにつき1.2~1.5gが推奨されています!

これらの話をまとめたのがコチラ

まとめ

✅ 週2~3回の筋トレとウォーキングを習慣にする
✅ 食事ではタンパク質をしっかり摂取する
✅ 転倒を防ぐための住環境を整える
✅ 家族と一緒に運動することで継続しやすくする

サルコペニアは 予防できる!
今日から少しずつ取り組んで、健康な未来を目指しましょう!

この記事を執筆した人
宇賀治 修平
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本足の外科学会認定医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医