交通事故後どうする?整形外科受診とリハビリの流れを解説

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【交通事故 整形外科】に遭ったらどうする?受診までの流れを徹底解説

交通事故は、突然起こります。事故直後は動揺し、どう行動すればよいかわからなくなることも多いでしょう。しかし、初動対応を誤ると、その後の治療や補償に大きな影響が出る可能性があります。

この記事では、福井市にある【さくら通り整形外科クリニック】が、交通事故直後に取るべき対応から受診・リハビリまでの流れを、事例を交えながらわかりやすくご紹介します。万が一に備えて、ぜひ最後までお読みください。

交通事故に遭った直後にすべきこと

まず最優先は、自分自身と周囲の安全確保です。例えば、交通量の多い道路で事故に遭った場合は、速やかに安全な場所に移動し、二次被害を防ぎましょう。負傷者がいる場合にはすぐに救急車を呼び、応急処置に努めます。その後、事故の大小に関わらず警察に通報し、事故証明書を取得する必要があります。

必ず情報の交換

また、現場では以下の情報を必ず交換しましょう。

✔️ 相手方の氏名、住所、電話番号
✔️ 車両ナンバー
✔️ 保険会社名と保険証券番号

可能であれば、事故現場や車両の損傷状況の写真も撮影しておくと、後のトラブル防止に役立ちます。

交通事故後すぐに整形外科受診をおすすめする理由

交通事故の直後は、身体が興奮状態にあり、痛みを感じにくくなることがあります。例えば、事故直後は「どこも痛くない」と思っていても、翌日以降に首の痛み(むち打ち症)や腰の違和感が出現するケースは非常に多いです。

事例

30代女性:
追突事故後、当初は無症状だったが2日後から首の痛みと頭痛が出現し、整形外科受診により頸椎捻挫と診断、早期リハビリで後遺症を回避。
このように、事故後のわずかな違和感も放置せず、早期に受診することが大切です。適切な診断と治療により、後遺症リスクを最小限に抑えることができます

整骨院ではなく整形外科の受診をおすすめ理由とは

✔️整形外科では医師による診断と画像検査(レントゲン、MRIなど)が可能なため、医学的根拠に基づく正確な診断が受けられる
✔️診断書の発行ができるため、保険会社との手続きや後遺症申請にも対応できる
✔️
交通事故による外傷や骨折、靭帯損傷などを見逃さずに治療できる

整骨院は主に手技による施術を行う施設であり、医学的な診断や診断書発行は行えません。そのため、まず整形外科を受診して適切な診断を受けたうえで、必要に応じてリハビリや併用治療を検討する流れが最も安心です。

交通事故 〜 受診までの流れ

1. 保険会社に事故の報告をする

事故後は、できるだけ早くご自身または相手方の保険会社に連絡し、事故の報告を行いましょう。このとき、必ず以下を伝えてください。

①整形外科での診察・治療を希望すること
②受診を希望する医療機関名(例:さくら通り整形外科クリニック)

【ポイント】
保険会社への初期報告が遅れると、補償対象外となるリスクもあります。事故当日または翌日までに連絡するのが理想です。

2. 保険会社から医療機関(当院)へ連絡してもらう

保険会社には、受診希望と併せて、医療機関への受診依頼の連絡もお願いしてください。当院では、保険会社からの正式な受診依頼が確認できて初めて、自賠責保険を利用した診療が可能になります。

注意
保険会社から当院への連絡がない場合、当面は自費で診療を受けていただく必要があります。連絡が取れ次第、自賠責保険扱いに切り替え可能ですが、患者様のご負担を減らすためにも、事前の手続きを忘れずに行いましょう。

3. 保険会社への連絡後、当院へご一報ください

保険会社への手続きが完了したら、患者様ご本人からも当院にご連絡ください。

ご予約内容の確認

当院ではWEBからの予約も可能でございます。
ご予約はこちら/交通事故に遭われた方のための【新規診療専用枠】

4. 当日の持ち物を準備する

受診時には、以下の持ち物を必ずご持参ください。

保険会社名・担当者名・連絡先(メモでも可)
事故証明書(取得できていれば)
健康保険証(念のため)
身分証明書(運転免許証など)

大きな病院で診療後、当院でリハビリ継続希望の場合

交通事故直後に救急搬送され、総合病院や大学病院で診療を受けるケースも少なくありません。
その後、リハビリや経過観察を続ける場合、当院でも継続的な治療をお受けいただけます

この場合も、改めて保険会社へ

  • 当院でのリハビリ・継続通院希望
  • 医療機関名(さくら通り整形外科クリニック)

を伝え、受診依頼の連絡を依頼してください

また、転院や併院についてもご不安な点があれば、お気軽に当院へご相談ください
あなたにとって最適な治療計画をご提案いたします。

注意点

  • 保険会社から当院への受診依頼がない場合、自賠責保険での診療ができない場合があります。
  • 手続き漏れを防ぐため、事故当日または翌日中の保険会社連絡が重要です。
  • 総合病院受診後のリハビリ転院も、事前手続きでスムーズに対応可能です。

まとめ

交通事故後は、冷静な対応と迅速な整形外科受診がカギとなります。万一事故に遭ったら、まず安全確保・警察通報、そして早期の【交通事故 整形外科】受診。この流れを覚えておきましょう。

さくら通り整形外科クリニックでは、福井県福井市を中心に交通事故診療を積極的に行っております。事故後のリハビリ・検査・診療のことなら、ぜひ私たちにお任せください!

この記事を執筆した人
宇賀治 修平
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本足の外科学会認定医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医