「膝の痛みが消えない…」そんな方へ。手術をしない新しい治療 “クーリーフ”とは
膝の痛みで来院される患者さんから、よくこんな相談を受けます。
「ヒアルロン酸を打っているけど、また痛くなってきました」
「歩くのがつらくて外出が減りました」
「人工関節はまだ怖いです」
実は膝の痛みで悩んでいる方は、日本に3000万人以上いると言われています。
特に多いのが
変形性膝関節症という病気です。
この病気は
- 軟骨がすり減る
- 炎症が起きる
- 動くと痛む
という特徴があります。そして多くの方がこう思います。
「年齢だから仕方ない」
ですが、実際には膝の痛みには様々な治療選択肢があります。
その中で最近注目されているのが
今回はこの治療について、わかりやすく解説していきます。

膝の痛みが長引く本当の理由
膝が痛いと、多くの人は「関節が壊れている」と思う方もいるでしょう。
もちろんそれも一つの原因ですが、実は膝の痛みにはもう一つ重要な仕組みがあります。
それは痛みを脳に伝える神経です。
膝には痛みを感じ取る神経があり、そこから脳へ信号が送られることで「痛い」と感じます。
つまり言い換えると
この神経の働きを抑えることで、膝の痛みを軽減する治療がクーリーフ治療です。

クーリーフとはどんな治療?
クーリーフは
高周波(ラジオ波)を使って膝の痛みを伝える神経を治療する方法です。
具体的には
高周波エネルギーを流すことで、神経の痛み信号を弱めます。
この治療は
冷却機能付き高周波治療という特徴があります。
針の先端を冷却しながら高周波を流すことで
- 広い範囲の神経に作用する
- 効果が安定する
- とされています。
そのため、慢性的な膝の痛みに対する新しい治療として注目されています。

クーリーフが向いている人
この治療はすべての人に必要なわけではありません。
主に次のような方に検討されます。
ヒアルロン酸注射で効果が短い
ヒアルロン酸注射は一般的な治療ですが、
効果は数週間〜数ヶ月のことが多く、痛みがすぐ戻ってしまう方もいます。
膝の痛みが長く続いている
慢性的な膝の痛みでは、神経が痛みを覚えてしまうことがあります。
そのような場合、神経へのアプローチが有効なことがあります。
手術を避けたい
人工関節は非常に有効な治療ですが
- 手術に抵抗がある
- 仕事を休めない
- 年齢的に不安
という方も多いです。
クーリーフは手術と保存治療の中間の治療とも言われています。
クーリーフのメリット
この治療にはいくつかの特徴があります。
①日帰りで可能
多くの場合、入院の必要がなく
日帰りで治療が可能です。
② 体への負担が少ない
細い針を使う治療のため体への負担が比較的少ないとされています。
③ 効果が長く続く可能性
研究では
半年〜1年以上痛みが軽減するケースも報告されています。
もちろん個人差はありますが、ヒアルロン酸注射よりも長期間効果が続く可能性があります。
④高齢者でも受けやすい
人工関節手術が難しい患者さんにも適応になることがあります。
クーリーフ治療の流れ

まずは整形外科で膝の状態を詳しく評価します。
レントゲン検査や必要に応じてMRIなどを行い、
などを確認します。
膝の痛みは必ずしも一つの原因だけで起きているとは限らないため、
そのうえで、クーリーフが適応になるかどうかを判断します。
治療当日は、膝周囲の神経の位置を確認しながら処置を行います。
・超音波やレントゲン透視を使用して、神経の位置を正確に確認しながら細い針を挿入します。
・その後、局所麻酔を行ったうえで高周波エネルギーを流し、痛みを伝える神経にアプローチします。
・処置時間は比較的短く、一般的には30分前後で終了することが多いとされています。
治療後はしばらく安静にしていただき、その後問題がなければ当日帰宅することが可能です。
日常生活への復帰も比較的早いのが、この治療の特徴です。
ここはとても大切なポイントです。
クーリーフ治療は、膝の痛みを軽減することを目的とした治療です。
膝の変形を治す治療ではありません。
つまり
また
- 神経疾患がある方
- 血液凝固異常がある方
- 感染症がある方
などは治療ができない場合もあります。
治療を検討する場合は、必ず専門医の評価が必要になります。
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あくまで、痛みをコントロールする治療ですので
といった治療も重要になります。
クーリーフによって痛みが軽減したタイミングは、膝の機能を改善するための大切なチャンスでもあります。
そのため、クーリーフ治療を受けた後も、医師や理学療法士の指導のもとで適切な運動を続けることが大切です。
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膝の痛みは我慢しないでください
膝の痛みを放置すると
- 外出が減る
- 筋力が落ちる
- 歩くのが難しくなる
という悪循環が起こります。
実際に、膝の痛みが原因で運動量が減り、将来的に要介護状態につながるケースも少なくありません。
治療法は膝の状態によって変わるため、専門医による診察が重要です
※ただし、すべての方に効果があるわけではありません。
進行が強い場合は手術が適応となることもあります。
今後期待される治療
近年、研究も増えており慢性膝痛に対する有効性が報告されています。
また、この治療は
- 保存療法
- 手術
の中間にある治療選択肢として、今後さらに注目されていくと考えられています。
Q&Aコーナー


ただし効果には個人差があり、症状の程度や膝の状態によって変わります。


処置時間も比較的短く、日帰りで行える治療です。


一時的な痛み、内出血、しびれなどが起こる可能性があります。
心配な点がある場合は、事前に医師と相談することが大切です。


クーリーフは主に変形性膝関節症などの慢性的な膝の痛みに対して行われる治療です。
そのため、スポーツによる急性のケガには通常行われません。
※ただし、スポーツ歴が長く膝の痛みが慢性化している場合には、症状を和らげる目的で検討されることがあります。


効果の持続期間には個人差がありますが、痛みが再び出てきた場合には再度治療を検討することができる場合があります。
※ただし、膝の状態や変形の程度によっては、他の治療法が適していることもあるため、医師の診察による判断が重要になります。
まとめ
クーリーフ治療は
膝の痛みを伝える神経に対して高周波を用いてアプローチすることで膝の痛みを長期間軽減する治療法です。
特に
- ヒアルロン酸注射の効果が短い…
- 手術は避けたい…
- 膝の痛みで生活がつらい…
という方にとっては新しい選択肢になる可能性があります。
膝の痛みは放置すると…
につながります。
もし膝の痛みで悩んでいる方は、
早めに整形外科で相談することをおすすめします。
当院でも2026年6月からこの治療を開始する予定です!詳細はスタッフまでお聞きください!
適切な治療を選ぶことで、日常生活の快適さを取り戻せる可能性があります。







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