巻き爪ワイヤー矯正の流れ|痛みの少ない「そがわ式」を院長が解説

巻き爪の左右端にワイヤーをかけて矯正する様子 ブログ
治療 ワイヤー矯正

巻き爪ワイヤー矯正の流れ|痛みの少ない「そがわ式」を院長が解説

宇賀治修平 院長 監修:宇賀治 修平(さくら通り整形外科クリニック 院長) 更新日:2026年7月20日 読了目安:約6分

「巻き爪のワイヤー矯正って痛くないの?」「何回通えばいいの?」——矯正治療を検討する方から、よくいただくご質問です。

この記事では、巻き爪ワイヤー矯正の初診から治療終了までの流れを、当院で行っている痛みの少ない「そがわ式巻き爪治療」を中心にまとめました。

1. ワイヤー矯正とは?手術との違い

ワイヤー矯正は、弾性のあるワイヤーの力で巻いた爪をゆっくり平らな形へ戻していく治療です。盆栽の枝を針金で整えるように、爪を切らず・麻酔も使わず、時間をかけて自然な形へ導きます。

🔧 ワイヤー矯正
麻酔・切開なし/痛みが少ない/通院しながら数ヶ月かけて矯正/運動や仕事を続けられる。爪の形そのものを整えたい方に。
🏥 手術治療
局所麻酔での日帰り手術が中心/炎症や再発を繰り返す重度の陥入爪に。多くの場合、保険適用となります。

2. 「そがわ式」の特長

ワイヤー矯正にはいくつかの方式がありますが、その中のひとつにそがわ式巻き爪治療(SH法)があります。フック状に加工した弾性ワイヤーを爪の端に引っかけて持ち上げる方法で、従来法の弱点を補う次の特長があります。

爪に穴を開けない・痛みが少ない方法で装着できる
深爪で短い爪でも治療可能——爪が伸びるまで待つ必要がない
炎症・化膿を伴う陥入爪にも対応(重度を除く)
爪の形に合わせてワイヤーをオーダーメイド加工、矯正力と割れにくさを両立

そがわ式の特徴は専用記事「そがわ式巻き爪治療とは?」でさらに詳しく解説しています。※当院での治療の実施状況・適応については、診察時にご確認ください。

3. 治療の流れ——初診から終了まで5ステップ

1
WEB予約・ご来院

所要 約5分

WEB予約(24時間受付)からご都合のよい日時をお選びください。事前のWEB問診にお答えいただくと、当日の受診がスムーズです。
STEP1 WEB予約・ご来院のイメージ
2
診察・治療方針のご説明

初診時

爪の巻き具合・炎症の有無・生活状況を確認し、ワイヤー矯正が適しているかをご説明します。ご納得いただいてから治療を始めます。
STEP2 診察・治療方針のご説明のイメージ
3
ワイヤーの装着

片側 約20分

爪の形に合わせて加工したワイヤーを装着し、樹脂で固定します。爪に穴は開けず、痛みはほとんどありません。装着後はそのまま歩いてお帰りいただけます。
STEP3 ワイヤー装着のイメージ
4
定期チェック・付け替え

1〜2ヶ月に1回

爪の伸びと形の変化を確認しながら、ワイヤーを調整・付け替えます。食い込みによる痛みの軽減が期待できます(経過には個人差があります)。
STEP4 定期チェック・付け替えのイメージ
5
治療終了・再発予防

数ヶ月〜

爪の形が整ったら治療終了です。再発を防ぐため、正しい爪の切り方(スクエアオフ)と靴選びをご指導します。
STEP5 治療終了・再発予防のイメージ

4. 治療期間と通院頻度

爪は1ヶ月に約2mmしか伸びないため、矯正は数ヶ月〜1年ほどかけてじっくり行います。通院は1〜2ヶ月に1回程度、ワイヤーの調整・付け替えを行うのが一般的です。

  • 痛みの軽減は早い——食い込みが持ち上がるため、装着後早期に痛みが和らぐ方が多くいらっしゃいます。
  • 装着したまま日常生活OK——入浴・仕事・軽い運動は通常どおり可能です(激しい運動は装着直後は控えめに)。
  • 再発予防もセットで——治療後は正しい爪の切り方・靴選びで再発を防ぎます。スクエアオフの切り方はこちら
まずは爪の状態を見せてください
あなたの爪に合った治療法と費用を、診察でくわしくご説明します。ご予約はWEBから24時間受付。

WEB予約はこちら(24時間受付)

5. よくある質問

そがわ式は痛みを感じにくい場所にワイヤーを掛けるため、痛みの感じ方には個人差がありますが、施術中の痛みが少ないとされる方法です。装着後、爪が持ち上がる違和感を数日感じる方がいますが、数日で慣れる方が多いとされています(個人差があります)。

ワイヤー矯正は多くの場合、自由診療(保険適用外)です。初診の診察は保険診療で行い、費用は治療開始前に必ずご説明します。手術治療を選ぶ場合は多くが保険適用です。

入浴・仕事・軽い運動は通常どおり可能です。激しい運動は装着直後だけ控えめにしてください。万一ワイヤーが外れたり違和感が出た場合は、早めにご連絡ください。

爪の巻きの強さによりますが、1〜2ヶ月に1回の通院で数ヶ月〜1年が目安です。痛み自体は装着後早期に軽減することがほとんどです。

爪はもともと巻く性質があるため、深爪や合わない靴を続けると再発することがあります。治療後のセルフケアが大切です。再発した場合も、再装着でスムーズに対応できます。

宇賀治修平 院長

この記事の監修
宇賀治 修平 さくら通り整形外科クリニック 院長

2023年5月、福井市日之出に開院。整形外科・リハビリテーション科。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。「薬を出して終わり」にしない、原因からの治療を大切にしています。

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この記事を執筆した人
宇賀治 修平
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本足の外科学会認定医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医