【子どもの膝が痛い?】成長痛の4つの原因と簡単なケア方法を教えます!

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夜中の足の痛み、その正体は?成長痛の原因と治し方を徹底解説!

こんにちは!さくら通り整形外科クリニック院長の宇賀治 修平です。今回は、子どもが夜中に「足が痛い」と訴えることがある成長痛について解説します。原因から治し方まで詳しくお伝えするので、ぜひ最後までお読みください!

成長痛とは?

成長痛は、成長期の子どもに起こる筋肉や骨の痛みです。特に太もも、ふくらはぎ、膝の裏が痛むことが多く、夜寝ているときにズキズキした痛みが出るのが特徴です。ただし、朝になると痛みは治まり、日中は普通に学校や部活に行けることが多いのが成長痛のポイントです。

成長痛の原因は?

成長痛は、いくつかの原因が絡み合って起こると考えられています。主な要因は以下の3つです。

1. 骨の成長による筋肉の緊張

骨の成長が筋肉や腱の成長よりも速いと、筋肉が引っ張られて緊張し、痛みを感じやすくなります。これは成長期特有の現象で、成長が落ち着くと自然と痛みもなくなります。

2. 運動による疲労や負荷

学校の体育や部活で走ったり運動量が多かった日は、筋肉が疲れて痛みが出やすくなります。これは「筋肉痛」の一種に近いもので、筋肉が回復する過程で痛みを感じることがあります。

3. 関節の柔らかさと筋力のアンバランス

関節が柔らかい子どもは、筋肉にかかる負担が大きくなることがあります。その結果、膝や足首周辺の筋肉が過剰に働き、痛みを引き起こします。

成長痛とは?

成長痛は、危険な病気ではありません。成長過程で起こる一時的な痛みです。ただし、以下のような場合は注意が必要です:

痛みが片側だけに集中している
関節が腫れて赤くなる
日中も痛みが続いている
これらの場合は、念のため医療機関を受診しましょう。

成長痛を和らげるケア方法

成長痛の痛みを和らげるための簡単なケア方法をご紹介します。

1. マッサージス

痛む部位をやさしくマッサージして筋肉をリラックスさせましょう。

2. 温める

お風呂にゆっくり浸かったり、温湿布を当てると血流が良くなり痛みが和らぎます。

3. ストレッチ

太ももやふくらはぎを軽く伸ばすストレッチで筋肉を柔らかく保ちます。

4. 休息を取る

疲れた日は無理せず、少し早めに寝て体を休めることが大切です。

5. 市販の鎮痛剤

どうしても痛みがつらいときは、市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)を使用してもOK。ただし、頻繁に痛む場合は病院に相談してください。

親御さんへのアドバイス

親御さんにとって大切なのは、お子さんの気持ちを安心させることです。「体が成長している証拠だよ」や「一緒にケアしてあげるね」といった優しい声かけが、子どもの不安を和らげます。無理せず、必要に応じて医師の診断を受けてください。

まとめ

成長痛は、元気に成長している証拠です。適切なケアを行えば、多くの場合痛みは自然に治ります。もしも成長痛について不安なことや気になることがあれば、ぜひお気軽に当院にご相談ください。お子さんが笑顔で成長できるよう、全力でサポートさせていただきます!

この記事を執筆した人
宇賀治 修平
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本足の外科学会認定医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医