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巻き爪(陥入爪)について

[2024.09.06]

こんにちは、さくら通り整形外科クリニックの宇賀治 修平です。今回は、多くの方が直面する可能性がある「巻き爪」、または医学的には「陥入爪」と呼ばれる症状についてお話しします。

巻き爪は、ただの不快感を引き起こすだけではなく、日常生活にも深刻な影響を与える可能性があります。このブログでは、家庭でできる対処法から、専門的な治療方法まで幅広くご紹介します。少しでも痛みを和らげるお手伝いができれば嬉しいです。

巻き爪とは何か?

巻き爪とは、爪が皮膚に食い込んでしまう状態を指し、陥入爪とも呼ばれます。爪が皮膚に深く入り込み、歩くたびに激しい痛みを引き起こします。日常生活での移動すら困難になることがあり、放置すると感染症を引き起こすこともあります。この状態に至る前に、できるだけ早めに医師の診察を受けることが重要です。

自宅でできる対処法

軽度の巻き爪の場合、いくつかの自宅でできる対策があります。最も基本的なのは、爪の正しい切り方です。爪は「スクエアカット」と呼ばれる形でまっすぐに切り、角を作らないようにするのが理想です。また、痛みを和らげるために、爪と皮膚の間にコットンやガーゼを挟む方法もあります。これらの対策は一時的なものであるため、痛みが続く場合は専門医に相談するのが良いでしょう。

専門的な治療方法

巻き爪が進行した場合、専門的な治療が必要です。皮膚科や整形外科で、ワイヤーやクリップを用いた矯正法、場合によっては手術が行われることがあります。これらの治療法は、爪の形状を根本的に改善し、痛みの軽減と再発防止に効果的です。

  • ワイヤーによる治療:爪に形状記憶ワイヤーを装着し、爪を矯正します。
  • クリップによる治療:爪にクリップを装着し、軽い力で矯正を行います。痛みが少なく、負担も少ない方法です。
  • 手術による治療:フェノール法という手法で、爪が再び食い込まないように根元から処置します。

再発防止のためのケア

治療が完了した後も再発を防ぐためには、正しい爪の切り方を維持し、足元のケアを怠らないことが大切です。また、歩行時に足の指をうまく使い、爪に負担をかけない歩き方を意識することも重要です。

他にも何かご質問や不明点がありましたら、さくら通り整形外科クリニックまでお気軽にご相談ください。

次回も、皆さんの健康をサポートする情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに!

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