膝の半月板損傷のリハビリについて|症状・生活の注意点・リハビリを理学療法士がわかりやすく解説

半月板損傷のリハビリ 生活の注意と運動の進め方(スタッフブログのアイキャッチ)
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膝の半月板損傷のリハビリについて

半月板損傷(はんげつばんそんしょう)の症状、生活の注意点、リハビリについて、リハビリテーション科の理学療法士がわかりやすく解説します。

膝の痛み半月板損傷生活の注意点スポーツ復帰リハビリテーション
台所の流し台の前で、低い位置の引き出しに目をやり、しゃがむのをためらっている女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

執筆:さくら通り整形外科クリニック リハビリテーション科 理学療法士 西光 伸次
監修:さくら通り整形外科クリニック 院長(整形外科専門医)

  • 「膝をひねってから痛みが続いている」
  • 「しゃがむと膝の内側が痛い」
  • 「階段の上り下りがつらい」
  • 「膝の中で何かが引っかかる感じがする」

このような症状がある場合、原因のひとつとして「半月板損傷」が考えられます。

半月板損傷という言葉を聞くと、次のように不安になる方も多いと思います。

  • 「膝の中が切れているの?」
  • 「手術をしないと治らないの?」
  • 「歩いたり運動したりしても大丈夫なの?」

半月板損傷と診断されたからといって、必ず手術が必要になるわけではありません。

膝の状態や症状によっては、日常生活で膝にかかる負担を減らしながら、リハビリで筋力や身体の動かし方の改善に取り組み、痛みの軽減を目指します。

この記事では、膝の半月板損傷について、次の3つに分けて、できるだけ分かりやすく説明します。

01疾患について半月板損傷とはどんな状態か
02生活指導について毎日の生活で気をつけたいこと
03リハビリについてどんなことを行うのか

半月板損傷とはどんな疾患か

半月板とは?

半月板は、膝の中にある「クッション」のような組織です。

膝は、太ももの骨とすねの骨がつながってできています。その骨と骨の間にあるのが半月板です。半月板は膝の内側と外側に1つずつあります。

1 2 3 3 外側 内側
1太ももの骨膝の上側の骨
2すねの骨膝の下側の骨
3半月板骨と骨の間に、内側と外側で1つずつ
右膝を正面から見た模式図です(形や位置は簡略化しています)

歩いたり走ったりすると、膝には大きな力がかかります。その力をそのまま骨だけで受けてしまうと、膝への負担が大きくなってしまいます。

そこで半月板が、次のような働きをしています。

01衝撃をやわらげるクッションの役割をして、膝にかかる衝撃をやわらげます
02体重を分散する膝にかかる体重を分散します
03膝を安定させる膝を安定させる働きもあります

つまり半月板は、毎日の歩行や運動の中で膝を守っている大切な組織です。

半月板損傷とは?

半月板に傷が入ったり、一部が裂けたりした状態を「半月板損傷」といいます。

傷の大きさや形は人によってさまざまです。小さな傷だけの場合もあれば、一部が大きく裂けて、膝を動かしたときに引っかかる場合もあります。

そのため、「半月板損傷」と診断されても、症状は全員同じではありません。痛みが強い人もいれば、MRI検査では半月板に傷があっても、日常生活ではそれほど困っていない人もいます。

なぜ半月板を傷めるの?

半月板を傷める原因には、大きく分けて2つあります。

01スポーツや転倒などで傷める場合 若い方やスポーツをしている方では、膝を強くひねったときに半月板を傷めることがあります。
  • サッカーで急に方向を変えた
  • バスケットボールでジャンプから着地した
  • テニスで急に切り返した
  • 転倒したときに膝をひねった
  • 足が地面についたまま身体だけをひねった
特に、膝を曲げた状態で強くひねる動きでは、半月板に負担がかかりやすくなります。
02年齢とともに傷みやすくなる場合 半月板は、年齢とともに少しずつ弱くなっていきます。中高年の方では、大きなケガをしていなくても、日常的な動きがきっかけで痛みが出ることがあります。
  • 椅子から立ち上がった
  • 床から立ち上がった
  • しゃがんで作業をした
  • 身体の向きを変えた
  • 階段を上り下りした
「転んだ覚えがないのに半月板損傷と言われた」という方も珍しくありません。
グラウンドでサッカーボールをドリブルしながら方向を変えようとしている高校生(イメージ)
※ 写真はイメージです

どんな症状が出るの?

半月板損傷の代表的な症状は、膝の痛みです。特に、次のような症状がみられます。

  • 歩くと痛い
  • 階段で痛い
  • しゃがむと痛い
  • 立ち上がるときに痛い
  • 膝をひねると痛い
  • 正座がつらい

膝の内側を傷めている場合には膝の内側が、外側を傷めている場合には外側が痛むことがあります。

また、膝に水がたまって腫れることもあります。次のように感じる場合もあります。

  • 「膝が重たい」「膝が張っている」
  • 「いつもより曲げにくい」
  • 「曲げ伸ばしするとカクッとする」
  • 「何かが引っかかる感じがする」
  • 「膝の中に何か挟まっている感じがする」

膝が途中で動かなくなるときは、早めに受診を

  • 「急に膝が伸ばせなくなった」
  • 「膝が曲がったまま戻らない」

このような状態(ロッキングと呼ばれます)では、傷ついた半月板の一部が膝の中で引っかかっていることがあります。

無理に曲げ伸ばしをせず、早めに整形外科を受診しましょう。

半月板損傷は必ず手術が必要?

半月板損傷と聞くと、「切れているなら手術しかない」と思われるかもしれません。

しかし、半月板損傷=すぐ手術、というわけではありません。

治療方法は、次のような点を見ながら決めていきます。

  • 傷の大きさや場所
  • 膝の痛み
  • 膝の腫れ
  • 引っかかりがあるか
  • 膝が伸びるか
  • 仕事やスポーツにどの程度困っているか
方針どのような場合か
薬や注射、リハビリなどで様子を見ることがある膝が動き、強い引っかかりもなく、日常生活がある程度できている場合
手術が必要になることもある膝が何度も引っかかる場合、膝が伸びなくなっている場合、傷が大きい場合など

※ 方針は、診察と検査の結果をもとに医師が個別に判断します。

大切なのは、画像だけではなく、今どんな症状で困っているのかを合わせて考えることです。

リハビリ室で、理学療法士が椅子に座って患者さんの話を聞いている様子(イメージ)
※ 写真はイメージです

当院では手術は行っておりません。手術が必要と判断した場合は、連携する医療機関にご紹介します。紹介先で手術を受けたあとのリハビリテーションは、当院で継続していただけます。

ご自身の膝がどの状態にあたるかは、診察と検査で確かめます

膝の痛みや引っかかりが気になる方は、ご相談ください。

お電話でのご予約は 0776-58-7138

02 / DAILY LIFE

生活で気をつけたいこと

半月板損傷では、リハビリだけでなく、毎日の生活の中で膝へかかる負担を減らすことも大切です。

ただし、「膝が悪いから、できるだけ動かない方がいい」というわけではありません。動かなさすぎると筋力が落ち、かえって膝が弱くなってしまうことがあります。

大切なのは、負担の大きい動きを減らしながら、できる範囲で身体を動かすことです。

深くしゃがみすぎない

半月板は、膝を深く曲げたときに負担がかかりやすくなります。痛みが強い時期には、深くしゃがむ動作をできるだけ減らしましょう。

例えば、次のような動きは膝への負担が大きくなりやすい動きです。

  • 床の雑巾がけ
  • 庭仕事
  • しゃがんだまま行う作業
  • 低い場所での作業

どうしても低い場所で作業するときには、椅子や台を利用したり、片膝だけを深く曲げ続けないようにしたりする工夫がおすすめです。

正座は無理をしない

正座は膝を大きく曲げるため、半月板に負担がかかります。痛みがある時期は、無理に正座をする必要はありません。

「曲げないと硬くなるから」と我慢して正座を続けると、かえって痛みや腫れが強くなることがあります。

正座が必要な生活をしている方でも、症状が落ち着くまでは椅子を使うなどして膝を休ませましょう。

和室で正座をせず、低めの椅子に腰かけてお茶を飲んでいる女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

足をついたまま身体をひねらない

半月板は、膝をひねる動きでも負担がかかります。特に注意したいのが、足を床につけたまま身体だけを回す動きです。

例えば、キッチンで後ろの物を取るときや、仕事中に後ろを振り返るときなどです。

足を固定したまま身体だけをひねるのではなく、足も一緒に小さく動かして身体全体の向きを変えるようにしましょう。少し意識するだけでも、膝への負担を減らすことにつながります。

向きを変えるときの足の使い方

1 2 足はそのまま 足ごと向きを変える
1避けたい動き足を床につけたまま、身体だけをひねる
2おすすめの動き足も一緒に小さく動かして、身体全体の向きを変える
上から見た模式図です(濃い色が足、三角の向きが身体の正面を表しています)

階段は手すりを使う

階段の上り下りは、平らな道を歩くよりも膝に負担がかかります。

特に階段を下りるときは、身体が下へ落ちないように太ももの筋肉で支える必要があるため、膝に痛みがあるとつらく感じることがあります。

痛みが強いときは、無理をせず手すりを使いましょう。急いで上り下りする必要はありません。症状によっては、一段ずつゆっくり進むのもよい方法です。

手すりを握って、階段を一段ずつゆっくり下りている足元(イメージ)
※ 写真はイメージです

長時間歩きすぎない

「歩いた方が筋力がつく」と考えて、痛みを我慢しながら長時間歩く方もいます。しかし、歩けば歩くほど良いわけではありません。

歩いた後に膝が腫れたり、翌日まで痛みが強く残ったりする場合は、歩く量が多すぎる可能性があります。

最初は短い時間から始め、膝の状態を見ながら少しずつ増やしていくことが大切です。

痛みがある日は無理をしない

膝の症状には波があります。昨日は調子が良かったのに、今日は痛みが強いということもあります。

そのような日は、予定していた運動をすべて行う必要はありません。身体の状態に合わせて運動量を減らしたり、負担の少ない運動に変えたりしましょう。

大切なのは、毎日同じ量をこなすことではなく、痛みや腫れに合わせて調整することです。

散歩の途中、公園のベンチに腰かけてひと休みしている女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

動かなさすぎにも注意

一方で、痛みを心配してまったく動かなくなるのもおすすめできません。歩かない日が続くと、太ももやお尻の筋肉が落ちてきます。すると、次のような状態になりやすくなります。

  • 「立ち上がりがつらい」
  • 「階段がさらに大変になった」
  • 「少し歩くだけで疲れる」

膝を守るためにも、痛みが強くない範囲で身体を動かすことが必要です。「どれくらい動いていいか分からない」という方は、リハビリの際に相談しましょう。

体重にも目を向ける

膝は体重を支える関節です。体重が増えると、その分だけ歩行や階段で膝へかかる負担も増えます。

体重が増えている方は、食事や生活習慣を少しずつ見直すことも膝を守ることにつながります。

ただし、膝が痛い状態で急に激しい運動を始める必要はありません。まずは食事を整えたり、できる範囲で運動量を増やしたりしながら、無理なく続けることが大切です。

ご飯・味噌汁・焼き魚・野菜の小鉢が並んだ一汁三菜の食卓(イメージ)
※ 写真はイメージです

翌日の状態を確認する

運動や外出をした直後は大丈夫でも、夜になって膝が腫れたり、翌朝に痛みが強くなったりすることがあります。

そのため、「その場でできたから大丈夫」だけでなく、次の点まで確認しましょう。

  • 「夜はどうだったか」
  • 「翌朝はどうだったか」

活動後に痛みや腫れが強くなる場合は、少し負担を減らした方がよいサインです。

03 / REHABILITATION

半月板損傷のリハビリ

半月板損傷のリハビリでは、膝だけをひたすら鍛えるわけではありません。膝の痛みや腫れだけでなく、次のような点を確認しながらリハビリを行います。

  • 膝がどのくらい曲がるか
  • 膝がしっかり伸びるか
  • 太ももの筋力
  • お尻の筋力
  • 立ったときのバランス
  • 歩き方
  • 階段の上り下り
  • 仕事やスポーツで困る動き
行う前に必ずお読みくださいここで紹介する運動は一般的なものです。症状や回復段階によっては適さない場合があります。実際に行う際は、医師・理学療法士の指導のもとで、指示された範囲で行ってください。痛みを我慢して行うことは避けてください。

まずは膝の腫れや痛みを落ち着かせる

膝が大きく腫れていたり、強く痛んでいたりする時期に、無理な筋力トレーニングを行う必要はありません。

まずは膝に負担をかけすぎないようにしながら、痛みの少ない範囲で少しずつ動かしていきます。

膝が腫れていると、太ももの筋肉にも力が入りにくくなります。そのため、早く筋肉をつけようとして強い運動をするよりも、まず膝の状態に合った運動を選ぶことが重要です。

治療用ベッドの上で、理学療法士が患者さんの膝に両手を添えて状態を確かめている手元(イメージ)
※ 写真はイメージです

膝を伸ばす練習

半月板損傷の後は、膝を伸ばすと痛むため、少し曲げたまま歩くようになることがあります。

しかし、膝が伸びない状態が長く続くと、歩き方が悪くなり、太ももや腰にも負担がかかります。

そのため、リハビリではまず膝をまっすぐ伸ばせるかを確認します。無理のない範囲で膝を伸ばし、少しずつ動きを戻していきます。

無理に押して伸ばしてはいけません

  • 「途中で何かが引っかかる」
  • 「膝がどうしても伸びない」

このような場合は、半月板が膝の中で引っかかっている可能性もあるため、医師に相談しましょう。

太ももの筋肉を鍛える

半月板損傷のリハビリで特に大切なのが、太ももの筋肉です。太ももの前の筋肉は、膝を支えたり、立ち上がったり、階段を上ったりするときに使われます。

膝が痛いと、無意識のうちに痛い側の足を使わなくなります。その結果、太ももの筋肉が落ちてしまいます。

  1. 脚を伸ばして太ももに力を入れるまずは、椅子や床に座って脚を伸ばし、太ももに力を入れる運動などから始めます。膝を大きく曲げ伸ばししなくてもできるため、比較的取り組みやすい運動です。
  2. 日常生活に近い運動へ進める慣れてきたら、椅子から立ち上がる練習など、実際の日常生活に近い運動へ進めていきます。
床に座って両脚をまっすぐ伸ばし、太ももに力を入れている姿勢(イメージ)
脚を伸ばして太ももに力を入れる運動の一例(写真はイメージです。行う際は医師・理学療法士の指導のもとで)

お尻の筋肉を鍛える

「膝の病気なのに、お尻を鍛えるの?」と思う方もいるかもしれません。実は、お尻の筋肉は膝を守るうえでとても大切です。

お尻の筋力が弱いと、歩いたり片脚で立ったりしたときに身体がふらつき、膝が内側へ入りやすくなります。そのような動きが続くと、膝の一部分に負担が集中することがあります。

そのため、次のような、お尻を鍛える運動も行います。

  • 仰向けでお尻を持ち上げる
  • 横向きで脚を上げる
  • ゴムを使って脚を動かす

スクワット

痛みや腫れが落ち着いてきたら、スクワットも行います。スクワットは、椅子から立ち上がる、床の物を取る、階段を使うといった日常生活につながる運動です。

ただし、最初から深くしゃがむ必要はありません。まずは浅くしゃがむところから始めます。ポイントは次の4つです。

  • 膝とつま先を同じ方向に向ける
  • 膝が内側へ入らないようにする
  • お尻を後ろへ引く
  • 痛みが強く出ない範囲で行う

浅いスクワットの姿勢

1 2 3 横から 正面から
1お尻を後ろへ引く椅子に腰かけるときのように
2まずは浅く最初から深くしゃがまない
3膝とつま先を同じ方向に膝が内側へ入らないように
姿勢のイメージを示した線画です(角度は目安ではありません)。行う際は医師・理学療法士の指導のもとで

回数を多くすることよりも、正しい姿勢で行うことを大切にしましょう。

片脚立ちの練習

歩いているとき、実は左右交互に片脚で身体を支えています。そのため片脚で安定して立つ力も、膝を守るために重要です。

  1. つかまりながら片脚で立つ最初は壁や机につかまりながら片脚立ちをします。
  2. 少しずつ手を離す慣れてきたら、少しずつ手を離して行います。

片脚で安定して立てるようになると、歩行や階段でのふらつきを減らすことにもつながります。

歩き方を改善する

膝が痛いと、無意識に痛い側をかばって歩くようになります。例えば、次のような変化です。

  • 痛い側に体重をかけない
  • 膝を曲げたまま歩く
  • 身体を左右に揺らして歩く
  • 歩幅が小さくなる

そのままの歩き方を続けると、反対側の膝や腰、股関節まで痛くなることがあります。

リハビリでは、筋力だけでなく実際の歩き方も確認し、必要に応じて改善していきます。

リハビリ室で、歩いている患者さんの膝と足の動きを理学療法士が横から確認している様子(イメージ)
※ 写真はイメージです

階段の練習

「平らな道は歩けるけれど、階段が痛い」という方は多くいます。階段、特に下りでは、太ももの筋肉で身体をゆっくり支える力が必要です。

最初は低い段差を使い、次の点などを確認します。

  • 「膝が内側に入っていないか」
  • 「身体が大きく傾いていないか」

慣れてきたら、少しずつ高い段差へ進めます。

スポーツ復帰を目指す場合

スポーツをしている方では、日常生活で痛くなくなったからといって、すぐに試合へ戻るのはおすすめできません。

スポーツでは、次のように、日常生活よりも大きな力が膝へかかります。

  • 走る
  • 止まる
  • ジャンプする
  • 着地する
  • 急に方向を変える

そのため、次のように、少しずつ段階を上げていきます。

少しずつ段階を上げていく流れ

  1. 歩く
  2. 階段
  3. 軽く走る
  4. 速く走る
  5. ジャンプする
  6. 片脚で着地する
  7. 方向転換する
進み方は状態によって異なります。段階を上げる時期は、医師・理学療法士と相談しながら決めていきます

「痛くないか」だけではなく、左右の筋力やバランス、身体の使い方まで確認してから復帰することが大切です。

リハビリで大切なのは膝だけを見ないこと

膝が痛いからといって、原因がすべて膝だけにあるとは限りません。

お尻の筋肉が弱かったり、足首が硬かったりすると、しゃがんだときや歩いたときに膝へ負担が集中することがあります。

そのためリハビリでは、「膝だけを鍛える」のではなく、「身体全体を使いやすくする」ことを大切にします。

最終的な目標は、単に膝の痛みを減らすことではありません。

痛みを気にせず歩く、階段を上る、仕事をする、買い物へ行く、スポーツへ戻るなど、その人がしたい生活へ戻ることがリハビリの目的です。

SUMMARY

まとめ

半月板は、膝の中でクッションのような役割をしている大切な組織です。

スポーツで膝をひねったときだけでなく、年齢とともに半月板が弱くなることで、日常生活の動きをきっかけに傷むこともあります。

半月板を傷めると、次のような症状が出ることがあります。

  • 膝の内側や外側が痛む
  • 階段で痛む
  • しゃがむと痛む
  • 膝が腫れる
  • 引っかかる感じがする
  • 膝が伸びにくくなる

半月板損傷と診断されたからといって、必ず手術が必要というわけではありません。症状によっては、生活の中で膝への負担を減らしながらリハビリを行い、痛みや動きの改善を目指します。

生活では、次のことが大切です。

  • 深くしゃがみすぎない
  • 無理に正座をしない
  • 足をついたまま身体をひねらない
  • 痛いときは階段で手すりを使う
  • 長時間歩きすぎない
  • 動かなさすぎにも注意する

またリハビリでは、次のようなことを行います。

  • 膝の動きを良くする
  • 太ももを鍛える
  • お尻を鍛える
  • 片脚で立つ練習をする
  • 歩き方を改善する
  • 階段やスポーツの動きを練習する

半月板損傷のリハビリで大切なのは、「痛いからまったく動かない」のでも、「我慢して無理に動く」のでもなく、膝の状態に合わせて適切に身体を動かすことです。

このようなことでお困りの方は、一度整形外科で膝の状態を確認することをおすすめします 「膝が痛くて階段がつらい」
「しゃがめなくなった」
「膝が引っかかる」
「スポーツに戻りたい」

さくら通り整形外科クリニックでは、診察や検査によって膝の状態を確認し、必要に応じて理学療法士によるリハビリを行っています。

一人ひとりの膝の状態や生活に合わせながら、「また歩きたい」「仕事を続けたい」「スポーツに戻りたい」という目標に向けてサポートしていきます。

膝のリハビリについては、スタッフブログ「変形性膝関節症でも筋トレは必要?」「ジャンパー膝のリハビリ」でも紹介しています。

この記事を書いたスタッフ

リハビリテーション科/理学療法士

西光 伸次

にしみつ しんじ/兵庫県神戸市出身

2025年6月に兵庫から福井に移住してきました。慣れないことも多いですが、どんな環境でも皆様に寄り添ったリハビリを全力で提供します。

資格
理学療法士免許
経歴
2011年 神戸医療福祉専門学校 卒業/2011〜2024年 ひろクリニック
学術・教育活動
2025年 神戸医療福祉専門学校 非常勤講師

膝の痛みや引っかかりが続くときは

階段やしゃがむ動きでの痛み、膝の引っかかり、スポーツへの復帰。
気になる症状があれば、ご相談ください。

福井県福井市日之出4-11-17(さくら通り沿い)/整形外科・リハビリテーション科

本記事は、膝の半月板損傷について一般的な情報をお伝えするものです。症状のあらわれ方や回復の経過には個人差があり、記載の内容がすべての方に当てはまるものではありません。紹介した運動は一般的なもので、症状や回復段階によっては適さない場合があります。実際に行う際は、医師・理学療法士の指導のもとで行い、痛みを我慢しないでください。診断と治療方針は、診察のうえで個別に判断します。

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