ひざのラジオ波治療 当日の流れ|来院から帰宅までと、準備しておきたいこと

「ラジオ波治療 当日の流れ 来院から帰宅まで8つの順番」と書かれた、玄関で出かける準備をする女性の写真入りのアイキャッチ YouTube

キーワードひざのラジオ波治療治療当日の流れ保険診療

「治療の日は、来院してから何をするの?」

「当日までに、準備しておくことはある?」

「治療が終わったら、その日のうちに帰れるの?」

ひざのラジオ波治療(末梢神経ラジオ波焼灼療法)を受けると決めたあと、気になってくるのが「治療の日に、何がどの順番で行われるのか」ではないでしょうか。初めてのことは、流れが分からないだけで不安が大きくなりがちです。

このページでは、当院でひざのラジオ波治療を受ける日の来院から帰宅までの流れと、前もって準備しておきたいこと、帰ってからの過ごし方を、福井市の整形外科が順番に整理します。

朝の自宅の窓辺で、湯のみを手に落ち着いて過ごす70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

この記事でわかること

  • 治療の日を迎えるまでに済ませていること
  • 治療の日の前に準備しておきたいこと
  • 来院から帰宅までの8つの流れ
  • 帰宅してからの過ごし方と、連絡してほしい症状

治療の日を迎えるまでに済ませていること

当院では、初めて受診した日に、そのままひざのラジオ波治療を行うことはありません。治療の日を迎えるまでに、次のことを済ませています。

  • 診察と画像検査で、治療の対象になるかを確かめる
  • 治療の内容・期待できること・限界・リスク・費用の説明を聞く
  • 事前のテスト(対象となる神経に少量の局所麻酔を行い、痛みの変化をみる)を受ける
  • 納得したうえで、治療の日を決める

つまり、治療の日は「受けるかどうかを決める日」ではなく、説明を聞いて決めたことを行う日です。初診から治療までの全体の流れは、福井県でひざのラジオ波治療を受けるにはでご説明しています。

気持ちが変わったときは治療の日を決めたあとでも、迷いが出たときや、聞き忘れたことがあるときは、遠慮なくご相談ください。受けるかどうかは、ご自身で決めていただけます。

治療の日の準備

治療の日に向けて、次のものと準備をご確認ください。くわしい注意点は、治療の日を決めるときに個別にお伝えします。

準備すること 内容
保険の書類 マイナ保険証、または資格確認書など
お薬手帳 飲んでいるお薬が分かるもの。前回の診察のあとにお薬が変わった方は、必ずお知らせください
服装 ひざを出しやすい、ゆったりしたズボンなど
帰りの交通手段 局所麻酔を使うため、当日の車の運転については、治療の日を決めるときに確かめておいてください。ご家族の送迎もご検討ください
こんなときは、事前にご連絡ください熱がある、体調がすぐれない、ひざのまわりの皮膚に傷や湿疹ができた、といったときは、治療の日を変えることがあります。来院の前に、お電話(0776-58-7138)でご連絡ください。血液をさらさらにする薬を飲んでいる方も、お薬を止めるかどうかをご自身の判断で決めることはなさらないでください。
自宅のテーブルで、ゆったりしたズボンや手帳をバッグにそろえている手元(イメージ)
※ 写真はイメージです

治療の日の流れ(来院から帰宅まで)

当院では、治療の日を次の順番で進めます。

  1. ご来院・受付と体調の確認受付をすませたら、その日の体調や、飲んでいるお薬に変わりがないかを確かめます。
  2. 治療の準備ひざを出して、治療用のベッドに横になります。治療する部分の皮膚を消毒します。
  3. 局所麻酔事前のテストと同じように、治療で対象にする神経のまわりの3か所に、局所麻酔(治療する部分だけに効く麻酔)を行います。
  4. 超音波(エコー)で確かめながら、針を進める神経は目で見えないため、超音波の画像で骨などを目印にして、痛みを伝える神経の近くへ細い針を進めます。
  5. 弱い電気の刺激で、針の位置を確かめる熱を加える前に、いつもの痛みに近い響きがあるか、筋肉が勝手に動かないかを確かめます。
  6. ラジオ波の熱を加える位置を確かめたうえで、高周波(ラジオ波)の熱を加えます。これを、対象にする3本の神経それぞれに行います。
  7. 針を抜いて、出血と体調を確かめる針を抜いて絆創膏を貼り、出血の有無とご気分を確かめます。
  8. お帰り入院の必要はなく、当日中にお帰りいただけます。当日の過ごし方は、このときに個別にお伝えします。
かかる時間について治療の日にかかる時間は、ひざの状態やその日の準備によって変わります。目安は、治療の日を決めるときにお伝えします。時間に余裕をもってご来院ください。
クリニックの処置室で、ベッドに腰かけて看護師の説明を聞く70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

院長の解説動画

ひざのラジオ波治療(アキュリアン)を院長が解説しています

動画は、治療の流れのお話(4分7秒ごろ)から始まります。治療の対象や限界、治療後に大切なこともお話ししています。
※ 効果には個人差があります。治療の対象になるかは、診察のうえで判断します。

治療中に確かめていること

治療の日の流れの中で、当院が特に気をつけて確かめていることは、次の3つです。

確かめること どのように確かめるか
針の位置 超音波(エコー)の画像で、骨や血管との位置関係を見ながら針を進めます
熱を加える神経 弱い電気の刺激で、痛みを伝える感覚の神経の近くにあるか、筋肉を動かす神経の近くにないかを確かめます
治療のあとの体調 出血の有無とご気分を確かめてから、お帰りいただきます

治療中に、気分が悪くなった、いつもと違う感じがする、といったときは、がまんせずにその場でお伝えください。麻酔が効くまでの感じ方や、治療中の感じ方には個人差があります。

ご理解いただきたいことこうした確認を行っても、リスクをなくすことはできません。起こりうる副作用やリスクの内容は、ひざのラジオ波治療の副作用・リスクでご説明しています。
治療用のベッドで、超音波(エコー)の器具をひざの内側に当てている手元(イメージ)
※ 写真はイメージです

治療のあと、お帰りまで

治療が終わったら、針を抜いて絆創膏を貼り、出血の有無とご気分を確かめます。入院の必要はなく、当日中にお帰りいただけます。当日の入浴や運動などの過ごし方は、治療の際に個別にお伝えします。

クリニックの明るい待合で、ほっとした表情で座って休む70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

帰宅してから、連絡してほしい症状

ご帰宅のあと、次のような症状に気づいたときは、がまんせずに当院へご連絡ください。

  • 針を刺した部分が赤く腫れて、熱をもっている
  • 熱が出た
  • 痛みが日ごとに強くなっていく
  • 出血が止まらない、腫れが大きくなっていく
  • しびれが広がる、足に力が入りにくい
ご連絡先お電話(0776-58-7138)でご連絡ください。診療時間外で症状が強いときは、救急の相談窓口や、救急外来のある医療機関にご相談ください。

治療のあとも、経過を確かめるためにご来院いただきます。次の診察の日は、治療の日にお伝えします。

受ける前に知っておいていただきたいこと

ひざのラジオ波治療を受けられるのは、保険診療の条件を満たす方です。おおむね、変形性膝関節症による慢性的なひざの痛みがあり、飲み薬・注射・リハビリなどを受けても痛みが十分に取れていない方が対象になります。条件の詳しい内容は、ひざのラジオ波治療が保険適用になる条件でご説明しています。

また、この治療には次のような限界があります。

  • 痛みがゼロになる治療ではありません
  • 効果には個人差があり、十分な効果が得られない場合もあります
  • 神経は時間とともに回復するため、痛みが再び出てくることがあります
  • すり減った軟骨が元に戻る治療ではありません
リスクについて切開はしませんが、針を刺して熱を加える処置のため、内出血、しびれや感覚の変化、感染などが起こることがあります。血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、診察のときに必ずお知らせください。お薬を止めるかどうかを、ご自身の判断で決めることはなさらないでください。

治療のあとも、ひざを支える筋肉を保つための運動は大切です。薬・注射・リハビリテーション・手術といったほかの治療にも、それぞれの役割があります。全体の中での位置づけは、変形性膝関節症の治療は何から始めるのかでご説明しています。

自宅のリビングで、娘と穏やかに話し合う70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

治療の対象になるかは、診察と事前のテストで確かめます

説明を聞いてから、受けるかどうかを決めていただけます。
現在の治療を続けながらご相談いただけます。

お電話でのご予約は 0776-58-7138

費用の目安

当院のひざのラジオ波治療は、保険診療のみで行っています。治療の費用は、次のとおりです。

1割負担の方 約15,000円
3割負担の方 約45,000円

※ 別途、初診料・再診料・画像検査の費用などがかかります。
※ 高額療養費制度の対象になる場合があります。詳しくは窓口でおたずねください。

クリニックの受付カウンターで、スタッフから説明を聞く70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

よくあるご質問

患者さん

患者さん治療の日は、どのくらい時間がかかりますか?

院長

院長ひざの状態やその日の準備によって変わるため、治療の日を決めるときに目安をお伝えします。治療のあとも、出血の有無とご気分を確かめてからお帰りいただきますので、時間に余裕をもってご来院ください。

患者さん

患者さん治療が終わったら、その日のうちに帰れますか?

院長

院長入院の必要はなく、当日中にお帰りいただけます。当日の入浴や運動などの過ごし方は、治療のときに個別にお伝えします。帰宅してから気になる症状があれば、がまんせずにご連絡ください。

患者さん

患者さん家族に付き添ってもらったほうがよいですか?

院長

院長ご家族と一緒にご来院いただくこともできます。局所麻酔を使うため、当日の車の運転については、治療の日を決めるときに確かめておいてください。帰りの交通手段に不安がある方は、ご家族の送迎もご検討ください。

流れを知って、落ち着いて当日を迎えるために

ひざのラジオ波治療の日は、受付と体調の確認から始まり、局所麻酔、超音波(エコー)と電気の刺激での確認、熱を加える処置、出血と体調の確認を経て、当日中にお帰りいただく流れです。どの段階でも、気になることや不安なことがあれば、その場で遠慮なくおたずねください。治療の日の準備や帰りの交通手段など、事前に確かめておきたいことは、治療の日を決めるときにご相談いただけます。説明だけを聞きに来ていただくこともできます。ご家族と一緒のご来院も歓迎します。

晴れた日の自宅の庭先で、鉢植えの花に水をやる70代の女性(イメージ)
※ 写真はイメージです

ひざのラジオ波治療をご検討の方へ

現在の治療を続けながら、ご相談いただけます。
紹介状・画像データ・お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。

この記事を執筆した人
宇賀治 修平
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本足の外科学会認定医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医